致芳ふるさとめぐり - 成田(なりた)

旧佐々木家の繁栄により、米沢藩上杉家との交流や舟運によって京都との往来も盛んに行われ、文化が発展した地区でもあります。また、近年では、国の登録有形文化財の指定された「羽前成田駅」に訪れる観光客の姿も見受けられます。裏道や水路もあり、街歩きにおススメです。

2021年撮影、化粧坂観音の写真

現在の写真


昭和30年 化粧坂観音の様子

昭和30年 化粧坂観音の様子


ご本尊は正観音、開基(この観音堂を建てた年月)は元亀年間(1570年頃)、水難を除くために建てたと伝えられています。

野川の上流に三淵と呼ばれるところがあって、両岸は人が入りにくい断崖です。長井の総宮神社のお祭りには三淵の神が竜に身を変えて野川に雨を降らせ、流れに乗ってここに立ち寄り、化粧を整えてから本殿に入るというのでこの名がつけられたといわれています。毎年旧6月16日が祭礼日です。

現在のお堂は、令和元年に、はぎ苑の敷地内に新たに建立されましたが、それまでは、萩公園西北の田のなかに小さな石の祠として祀っており、天保6年(1835年)10月堂守渡部安右衛門家と元地主安部弥右衛門家の寄進により再建されました。


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