致芳ふるさとめぐり - 成田(なりた)

旧佐々木家の繁栄により、米沢藩上杉家との交流や舟運によって京都との往来も盛んに行われ、文化が発展した地区でもあります。また、近年では、国の登録有形文化財の指定された「羽前成田駅」に訪れる観光客の姿も見受けられます。裏道や水路もあり、街歩きにおススメです。

2021年撮影、大檜木(飯澤家)の写真

現在の写真


昭和30年 大檜木(飯澤家)の様子


飯澤三右衛門家の屋敷の中に大きな檜が植えられています。

宥日上人(ゆうにちしょうにん)が遍照寺で修行中成田の観生院へ大般若経の写経にこられて、三右衛門家に立ち寄って植えられたものです。上杉の時代にあまり木を高く伸ばすなと言われて切り詰めたといわれ、そこから新しい芯が伸びています。

宥日上人は東五十川に応永3年(1396年)生まれ、諸国をまわっていろいろな業績を残した僧ですが、それとあわせて考えると約600年以上も経っていることになります。

宥日上人が亡くなったとされている年は文明4年(1472年)、すくすく伸びて幹廻り5.3mの大木になった檜を遠く空のかなたから満足そうに眺めているのかもしれません。


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