羽前成田駅
国鉄長井線は大正3年(1914年)部分開通で長井駅まで開通しました。
大正8年長井駅から荒砥までの測量がはじまり、停車場の位置が決まったのは大正9年の春でした。駅名は千葉県に成田駅があるので羽前成田駅とつけられました。駅までの取り付け道路は村で作りました。駅から真っ直ぐの所に家があったので駅前道路としては例のない曲がった道路となり、宇右衛門曲がりとあだ名が付いたものでした。真っ直ぐになったのは後のことです。
大正11年12月11日に鮎貝駅まで開通、12年4月22日荒砥駅まで開通しました。時代が変わり国鉄から東日本鉄道になり、廃止路線となりましたが、昭和63年10月山形県と沿線市町によって山形鉄道が開業、フラワー長井線として運営され現在に至っています。成田駅は特別委託駅となったのですが、平成9年には無人駅になりました。駐在所は県道沿いにあったものが駅の近くに移され、その後廃止になりました。
平成27年、国の登録有形文化財に登録され、日本各地から多くの鉄道ファンが訪れています。