致芳ふるさとめぐり - 成田(なりた)

旧佐々木家の繁栄により、米沢藩上杉家との交流や舟運によって京都との往来も盛んに行われ、文化が発展した地区でもあります。また、近年では、国の登録有形文化財の指定された「羽前成田駅」に訪れる観光客の姿も見受けられます。裏道や水路もあり、街歩きにおススメです。

2021年撮影、若宮八幡神社の写真

現在の写真


昭和30年 若宮八幡神社の様子

昭和30年 若宮八幡神社の様子


天喜年中(1053年~1058年)源頼義(みなもとのよりよし)が社を造って祀ったと言い伝えられていますがその後詳しいことは伝わっていません。

今残っている『成田村鑑』や飯沢文書では、鎌倉の鶴岡八幡宮の神様の分神をお迎えしたといわれ、鎌倉時代の初期に舘地区の若宮に建てられたもので若宮八幡宮といいました。若宮というのは新しく八幡さまをお迎えしたときにつけたものです。

八幡神社は水害などにあって、3回も場所が変わりました。そして今の稲荷神社境内に落ち着いたといわれています。また、ここには仁徳天皇、大山衹神(おおやまつみのかみ)、伊豆能売神(いずのめかみ)、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)の神様も一緒に祀られています。明治42年(1909年)に三嶋神社・飯綱神社・羽黒神社も一緒に祀ることにしました。

秋のお祭りは9月15日でしたが今は9月の第2日曜日にしています。家内安全、健康、豊作、交通安全を祈って獅子と神輿が地区内を廻ります。現存する獅子頭で1番古い獅子頭は、蘊安神社と同じく平吹市之丞作で1つの木から2頭彫り上げた「兄弟獅子」として親しまれています。

また、拝殿の中には、長井市指定文化財に登録されている絵馬も見事なものです。


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