致芳ふるさとめぐり - 白兎(しろうさぎ)

白兎(しろうさぎ)の地名は、日本で唯一の地名と言われ、12年に1度の兎年には、地区をあげて盛大に記念行事が行われます。西にそびえる葉山は、古より信仰の山として崇拝されています。山頂に祀られている葉山神社本宮は、概ね20年に1度建て替えが行われ、精神文化が次世代に受け継がれます。また、葉山森林公園は、キャンプ場としても人気を呼んでいます。

2021年撮影、葉山森林公園の写真

現在の写真


昭和30年 葉山森林公園の様子


白兎の葉山森林公園は、元白兎区の山(社団法人白兎共栄会山林)の一部にキャンプ場等の公園をつくろうとの考えで、致芳地区ふるさとづくり促進協議会の事業として長井市に要望してきました。市では長井市独自の、地域活性化事業第一号として、3ヶ年計画で白兎地区に補助金を交付することになりました。

白兎地区では時の区長を先頭に、祖先の魂が蓄積された貴重な森林と葉山の自然環境との調和を保ちながら、明日の地域活性化のため、白兎地区民総出で手作り公園の建設にかかりました。また山形県の周辺緑化事業、関東致芳会の寄付金等によって、植樹が行われました。

公園には兎夢創観、炊事場、水車、あずまや、トイレ、冒険の砦、記念碑、草木塔、等がつくられました。草木塔は公園をつくるため、多くの草木が倒されたのでその供養塔です。平成2年10月完成、記念碑は公園完成の記念に建てたもので書は当時の市長齋藤伊太郎です。公園の上の金剛山周辺には、くぐり松、夫婦松などのめずらしい松の木があります。


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