致芳ふるさとめぐり - 白兎(しろうさぎ)

白兎(しろうさぎ)の地名は、日本で唯一の地名と言われ、12年に1度の兎年には、地区をあげて盛大に記念行事が行われます。西にそびえる葉山は、古より信仰の山として崇拝されています。山頂に祀られている葉山神社本宮は、概ね20年に1度建て替えが行われ、精神文化が次世代に受け継がれます。また、葉山森林公園は、キャンプ場としても人気を呼んでいます。

2021年撮影、中屋敷地蔵尊の写真

現在の写真


昭和30年 中屋敷地蔵尊の様子

昭和30年 中屋敷地蔵尊の様子


白兎の中屋敷にある地蔵様は慶長年間(1600年頃)京都から山伏が来て、中屋敷の横澤仁左衛門家と小豆沢の茂兵衛家に泊まりました。仁左衛門家では遠くから来た山伏ですから親切にもてなしました。山伏は背負ってきた2体の地蔵様の内1体を仁左衛門に渡し、お前の家には、子どもが居ないからと、子育て地蔵を授けました。それが中屋敷の子育て地蔵だといわれています。また中屋敷地蔵堂には勧進代里巻の名工長谷部吉之助が1本の木から3体の地蔵尊を彫り、そのうちの一体を祀ったものといわれております。

中屋敷は、その名の通りに堀がめぐらされ、長屋敷であったと思われますが記録は残っておりません。


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