教育文化部会
伝統を活かし、心豊かな致芳人になろう!
わらじづくり講習会の開催
長井市の伝統芸能である「黒獅子舞」には、長時間履くことができる丈夫な「わらじ」が大量に必要です。しかし、近年、その「わらじ」の入手が困難になってきています。
かつて、「わらじ」の材料となる藁を材料として様々な道具が作られました。しかし、生活文化の多様化やナイロン、ビニール等の登場により、藁の必要性が薄れると共に、「藁細工」の技術も途絶えようとしています。
そこで、「わらじ」を編むことのできる地域住民を発掘し、その方々から「わらじ」の技を伝授していただける
講習会を企画しました。
現在は、6人の方々に師匠をお願いしています。平均年齢はなんと85歳です。平成30年度と令和元年度に3回講習会を開催し、20代~70代の老若男女が多く参加し、名人に手解きをいただきながら、1日かけて1足分を編み上げます。現役の獅子連中の方は、実際に自分で編み上げた「わらじ」を祭礼で履いている人もいます。