致芳ふるさとめぐり - 東五十川(ひがしいかがわ)

火伏せ祈祷の名手として名を馳せた、宥日上人(ゆうにちしょうにん)の生誕の地です。現在も関連する史跡が点在しています。中でも、宥日上人が誕生した際に産湯として使用した井戸が現存しており、毎年、年始の壬辰(みずのえたつ)の日には、お水取りに来る人々で賑わいます。その水を屋敷内や屋根に撒くと火事にならないと言われています。

2021年撮影、天神様の写真

現在の写真


昭和30年 天神山の様子

昭和30年 天神山の様子


東五十川の東部林道をすこし登ったところに、致芳地区を一望に見渡せる眺めの良いところがあり、天神山と呼ばれています。ここに天神様のお堂があります。

慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いに敗れた上杉の武将、寺島氏、安達氏、加藤氏が共に落人となり、安住の地をさがして東五十川にたどりつきました。

加藤氏は駒木に、安達氏は打越に、寺島氏は柏林に住み着きました。この中の寺島氏が屋敷神として、九州の太宰府よりご神体を受け自分の土地に祀ったのが天神様です。

京都から九州の太宰府に流された、菅原道真公を祀ったものです。学問の神様といわれ最近は高校、大学の受験合格の祈願のためお参りする人が多くなりました。

中には立派な厨子に菅原道真公の座像が安置されています。お堂は明治4年3月天満宮再建とありますから、昔は天満宮と呼ばれたものと思われます。明治38年修復されました。


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