致芳ふるさとめぐり - 東五十川(ひがしいかがわ)

火伏せ祈祷の名手として名を馳せた、宥日上人(ゆうにちしょうにん)の生誕の地です。現在も関連する史跡が点在しています。中でも、宥日上人が誕生した際に産湯として使用した井戸が現存しており、毎年、年始の壬辰(みずのえたつ)の日には、お水取りに来る人々で賑わいます。その水を屋敷内や屋根に撒くと火事にならないと言われています。

2021年撮影、宥日上人産湯の井の写真

現在の写真


昭和30年 宥日上人産湯の井の様子

昭和30年 宥日上人産湯の井の様子


新兵衛家の女中おかまの生んだ男の子は、鈴木彦蔵家の後ろにある泉で産湯をつかったと云われています。

この男の子が後の宥日上人(ゆうにちしょうにん)で火伏せ祈祷の名人ともいわれ、いろいろな鎮火の伝説が残っています。

室町時代はかやぶき屋根の家がほとんどで火事になると何軒も焼けてしまう時代でした。宥日上人産湯の水は“火伏せ”の霊験があると信じられ、その年の最初の壬辰(みずのえたつ)の日にその水をもらい屋根にかける習慣は今も残っています。


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