山神大権現
福島県の山津神社の分神として尊ばれ、山仕事の安全を祈願されている神様です。
現在のお堂は、寛政9年(1797年)沼澤佐六が建立したお堂です。昔、境内には巨大な杉のご神木があり、幹周り30cm程の大藤が神木に絡み付いて、春には見事な花を咲かせました。ご神木は目通り1m程の太さでしたが、駒木沼工事の経費として、昭和19年売却されました。
今の杉、カラ松は、新憲法発布の記念植樹です。旧暦2月17日は祭礼日で、沼澤家初め村の男達はヌサを作り、木の枝々に納めて一年間の山仕事の安全を祈願しました。
現在でも2、3人がヌサを納め祈願しています。今でも学校山の作業の集合場所として利用され、森の山之神は致芳致区民にとってなじみの深いお堂です。
2月17日は山の神の日、この日は神様が木の数を数える日なので、木を切ってはいけないし、山に入ってもいけない日とされています。