致芳ふるさとめぐり - 森(もり)

森地区には、かつて鉱山があり大変栄えました。また、地区内には、慶応8年に白鷹の沼澤伊勢と新野和泉によって開削された諏訪堰が流れ、田畑を潤しています。 また、森観音堂は、置賜三十三観音の第三十二番札所でもあり、市内外から参拝者が訪れます。さらに鎮守の津島神社に伝わる黒獅子舞は優雅な舞で、「ながい黒獅子まつり」にも参加し人気があります。

2021年撮影、山神大権現の写真

現在の写真


昭和30年 山神大権現の様子

昭和30年 山神大権現の様子


福島県の山津神社の分神として尊ばれ、山仕事の安全を祈願されている神様です。

現在のお堂は、寛政9年(1797年)沼澤佐六が建立したお堂です。昔、境内には巨大な杉のご神木があり、幹周り30cm程の大藤が神木に絡み付いて、春には見事な花を咲かせました。ご神木は目通り1m程の太さでしたが、駒木沼工事の経費として、昭和19年売却されました。

今の杉、カラ松は、新憲法発布の記念植樹です。旧暦2月17日は祭礼日で、沼澤家初め村の男達はヌサを作り、木の枝々に納めて一年間の山仕事の安全を祈願しました。

現在でも2、3人がヌサを納め祈願しています。今でも学校山の作業の集合場所として利用され、森の山之神は致芳致区民にとってなじみの深いお堂です。

2月17日は山の神の日、この日は神様が木の数を数える日なので、木を切ってはいけないし、山に入ってもいけない日とされています。


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