致芳ふるさとめぐり - 西五十川(にしいかがわ)

致芳小学校や致芳コミュニティセンターやレインボープランなど公共的な施設があり、致芳地区の中心地でもあります。名門平吹家関連の史跡や、上杉鷹山公が養蚕を奨励するために苗木を与えたものの1つと伝わる「大桑の木」も現存しています。また、主に蘊安(うんなん)神社で披露される「五十川獅子踊(いかがわししおどり)」は、長井市無形民俗文化財に指定されています。

2021年撮影、野際薬師堂の写真

現在の写真


昭和30年 野際薬師堂の様子

昭和30年 野際薬師堂の様子


伝説では上杉景勝が会津から米沢へ移るとき(1601年)に移した薬師様を、大道寺家が分霊して野際に祀ったものだといわれています。病苦を救う仏として信仰されていました。

この敷地内に松の木供養塔があります。草木塔、草木供養塔というのは置賜地方特有のもので、人間が草木によってさまざまな恩恵を受けているのを感謝し、その霊を供養するために建てたものといわれています。このあたりが松林だったので野際地区の人々は松の古根を掘り起こして灯の油をとり、またその油を売って現金収入を得ていました。それで松の木に感謝し、松の木の霊を供養するために建てたものといわれています。

文政8年と刻まれていますから1825年に建てられたものです。ほ場整備のためここに移されました。


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